マイルス・デイヴィス/クールの誕生

 

アドリブに重点を置くビ・バップにマンネリ化を感じたマイルスは緻密な編曲を重視。ここにギル・エヴァンスらと共により統一感のあるジャズを生み出すことに成功した。p17

マイルス・デイヴィス/バグス・グルーブ

 

マイルスとモンクが火花を散らした、あまりにも伝説的なアルバムだが、エポック・メーキングなアルバムだけにとどまらない、ピュアな演奏は必聴の価値がある。p17

マイルス・デイヴィス/カインド・オブ・ブルー (jazz2)

 

主役のマイルスはもとより、共演者のジョン・コルトレーン、キャノンボール・アダレイ、ビル・エヴァンスも一体となって、極上のモード演奏を聴かせてくれる。p18

マイルス・デイヴィス/スケッチ・オブ・スペイン 

(モダンジャズのたのしみ)

 

アランフェス協奏曲を素材にモード奏法をさらに深化させ、全く新しい芸術を作品を作りあげている。p18

ソニー・ロリンズ/サキソフォン・コロッサス (jazz3)

 

縦横無尽に淀みなく続くフレーズ、豪快なトーン、何度聴いても飽きることはない。フラナガンやローチのソロも素晴らしく、全員の息がぴったり合っているのがこちらにも伝わってくる。p20

ソニー・ロリンズ/ヴィレッジ・ヴァンガードVOL.1
(モダンジャズのたのしみ)

 

素材をスタンダード・ナンバーにとり、ピアノ・レスで豪快にスイングする、ロリンズのテナー・サックスは絶頂期の名演だ。p20

ソニー・ロリンズ/ウェイ・アウト・ウェスト

 

シェリー・マン、レイ・ブラウンとロリンズが共演した名盤。ワンホーン、ピアノ・レスというスタイルはサックス表現の枠を広げ、ロリンズは自由奔放にふくまくっている。p20

ソニー・ロリンズ・オン・インパルス

 

インパルス・レーベルに移籍して、かっての豪放な心あたたまる、いわゆるロリンズ節を再びとりもどした。ピアノのレイ・ブライアントともうまく協調して見事に名演を復活させた。p21

ソニー・ロリンズ/JAZZに恋して

 

演奏曲に、テネシー・ワルツ、恋に恋して、など親しみやすいポップスを配し、ロリンズのテナー・サックスは、見事にうたい、豪快にスイングしている。p21

ジョン・コルトレーン/ブルー・トレイン


ハード・パップを基調にした骨太の演奏で共演者のリー・モーガン、カーティス・フラーの中にあっても、際立った存在感をみせている。P23

ジョン・コルトレーン/ジャイアント・ステップス

(コーヒー一杯のジャズ)

 

このアルバムを期に、独自のモード奏法をとり入れ、新たなる前進を開始する。特にコード・チェンジによる演奏の極限に挑戦した表題曲はジャズ界に大きな波紋を投じた。P23

ジョン・コルトレーン/ヴィレッジ・ヴァンガード

 

特にこのアルバムに入っている自作の「チェイシン・ザ・トレーン」での情念の奔流は筆舌につくしがたい感動を呼ぶ。p23

ジョン・コルトレーン/バラード (jazz5)

 

ジョン・コルトレーンには動と静の2面生があるが、このアルバムは静謐さをたたえた、ロマンティズムあふれるコルトレーンのテナー・サックスが満喫できる。p24

デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン (jazz1)

 

ピアノが御大のデューク・エリントンだけに、コルトレーンも、エリントンに寄りそうようなピュアで端正な演奏をしている。p24

ビル・エヴァンス/ポートレイト・イン・ジャズ (枯葉)

 

このアルバムは、天才的ベース奏者スコット・ラファロを迎えての最初のトリオ・アルバム。三位一体となった極上の演奏はピアノ・トリオの醍醐味を味わえる。p26

ビル・エヴァンス/ワルツ・フォー・デビー (jazz2)

 

聴衆のざわめきや、グラスの触れる音などもクリアーに録音されて、トリオのライヴ盤としては滋味豊かな最高傑作となった。p26

チャーリー・パーカー/ジャズ・アット・マッセイ・ホール
(jazz4)

 

 

このコンサートに参加したミュージシャンは、チャーリー・パーカー、ディジ・ガレスピー、バド・パウエル、チャールス・ミンガス、マックス・ローチとパップの巨人たち大集合。

 

セロニアス・モンク/ソロ・オン・ヴォーグ

 

パリで録音されたものだが、彼のソロ・アルバムの中では後にも先にも最高のものだろう。p31

セロニアス・モンク/ブリリアント・コーナーズ

(コーヒー一杯のジャズ)

 

ロリンズら超一流のミュージシャン達もここでは完全にモンク色に染まっており、改めてモンクの偉大さに脱帽だ。p31

セロニアス・モンク/モンクス・ミュージック

 

セロニアス・モンクの名盤の中でも特に面白い作品だ。ウェル・ユー・ニードントとエピストロフィー2曲の中でプレイに勘違いが起こっている。p31

クリフォード・ブラウン/スタディ・イン・ブラウン

(ポートレイト・イン・ジャズ)

 

 

天才クリフォード・ブラウンの代表作。ローチとの共演は2年ほどであったが、このアルバムを聴いていると何十年来のコンビのように思えてくるから不思議だ。p35

エリック・ドルフィー/アウトワード・バウンド

 

エリック・ドルフィーの初リーダー・アルバム。バス・クラリネットでの自由奔放なプレイ。ドルフィー入門への好アルバムだ。

エリック・ドルフィー/アット・ザ・ファイブ・スポットVOL.1

 

この後10月に夭折したブッカー・リトルの神がかったプレイに触発されたかの様に一丸となったエネルギッシュな演奏が展開される。p37

エリック・ドルフィー/アット・ザ・ファイブ・スポットVOL.2

 

p37

エリック・ドルフィー/ラスト・デイト

 

ベルリンの病院で急死する17日前にオランダで吹き込まれたものだが、やはりこの作品が彼の頂点となるものであろう。p37

アート・ブレイキー/バードランドの夜VOL.1

 

アート・ブレイキーの何とも楽しげなドラミングが聴きどころだ。p39

 

 

アート・ブレイキー/バードランドの夜VOL.2

 

p39

アート・ブレイキー/

サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズ

 

この作品は日本にファンキー・ジャズ・ブームをもたらすきっかけとなった作品で、それを生で聴いたパリっ子達の興奮は計りしれない。p39

アート・ブレイキー/ライヴ・アット・スイート・ベイジル

 

アート・ブレイキーが若手ジャズ・メッセンジャーズと89年に録音したアルバム。ミスター・ベイブは聴きごたえ十分。p39

レスター・ヤング&テディ・ウイルソン
(ポートレイト・イン・ジャズ)

 

晩年のレスターの寛いだプレイが楽しめる。時に能弁に、時に訥々と彼のサックスは或る意味で非常にスリリングだ。p45

ソニー・クラーク/クール・ストラッティン

 

日本でジャズ喫茶全盛のころの超人気ナンバー「クール・ストラッティン」は後世に語り継がれる名演となった。p58

ディヴ・ブルーベック/タイム・アウト

 

ジョー・モレロ(ds)にプッシュされてスイングする彼のピアノにはジャズ・ピアノの一つの理想形がある。p59

ウィントン・ケリー/ケリー・アット・ミッドナイト

(モダンジャズのたのしみ)

 

 

ピアノトリオという編成によって、ケリーのよく歌うフレージングと明快でスインギーなタッチが十分に発揮された作品。p60

ウィントン・ケリー/ケリー・ブルー

 

彼の自作曲「ケリー・ブルー」は名演で、ポール・チェンバースのベースが鳴り響く導入部を聴いただけでゾクゾクしてしまう。p60

マル・ウォルドロン/レフト・アローン (jazz2)

 

あまりにも有名なタイトル曲はビリー・ホリディの愛唱歌で、マルが作曲したもの。アルトで歌いあげるジャッキー・マクリーンが素晴らしく、ビリーの死を悼む気持ちが切々と伝わってくる。p62

アート・テイタム/アート・テイタム~ベン・ウェブスター

 

本作はテナーの老雄ベン・ウェブスターと組み、スロー・バラードに徹してベテランの深い味わいを見せた傑作。p63

レッド・ガーランド/グルーヴィ (jazz2)

 

レッド・ガーランドの代表作。右手の魅力的なシングル・トーンと左手の独特なブロック・コードから生み出される小気味いいスイング感に、当時のジャズ・ファンは熱狂したものだ。p64

ハンプトン・ホーズ/ザ・トリオVOL.1

 

ハンプトン・ホーズのヒット作。特に「ハンプス・ブルース」は絶品。「アイ・ガット・リズム」「ソー・イン・ラヴ」も素晴らしい。p65

トミー・フラナガン/オーバーシーズ

 

ピアノ・トリオ史上に残る名盤。ウィルバー・リトル、エルヴィン・ジョーンズの絶妙なインタープレイも聴き逃せない。p65

バリー・ハリス/アット・ザ・ジャズ・ワークショップ

 

これはライヴ盤であり、リラックスした雰囲気の中で実にセンスのいい歌心を聴かせてくれる。p66

ボビー・ティモンズ・トリオ・イン・パーソン (枯葉)

 

ライヴ・レコーディングだけに全編にテンションの高い演奏が繰り広げられているが、特にファンキー調のソー・タイアードが圧巻。p67

アンドレ・プレヴィン/キング・サイズ (jazz4)

 

クラシック指揮者アンドレ・ピレヴィンは40年代の中頃から60年代のはじめにかけてジャズ・ピアニストとして活躍していた。高度なテクニックに裏づけられた柔軟な表現力は、この作品で存分に発揮されている。p67

ウォルター・ビショップJr/スピーク・ロウ (jazz5)

 

ウォルター・ビショップJrの代表作。広く弾き継がれてきた曲ばかりだが歌心溢れるプレイでよくスイングしており、ジャズの楽しさを教えてくれる。p68

 

 

ジャッキー・バイアード/ハイ・フライ (jazz5)

 

ジャズの伝統がすべて盛り込まれた独特のスタイルを持っている。そのバイアードを世に知らしめたのがこの作品。p68

 

ジュニア・マンス/ジュニア

 

ジュニア・マンスの初リーダー・アルバム。彼のタッチは、他のモダン・ピアニストに比べて、際立って特徴的なジュニアズ・ワールドを形づくっている。p69

ケニー・ドリュー・トリオ/パリ北駅着・印象 (枯葉)

 

ヨーロッパ印象シリーズの第一作あたるこの作品、スイートでロマンチックなテーマを、透明感のある美しいタッチのピアノを見事にジャズに昇華させ弾ききっている。p69

デューク・ジョーダン/フライト・トゥ・デンマーク

 

ここでのジョーダンは、自作の「危険な関係のブルース」をはじめ、なじみ深いスタンダード・ナンバーを味のあるシングル・トーンを際立だたせたメロディアスなプレイが印象的な佳作。p73

スタン・ゲッツ/スタン・ゲッツ・カルテット

 

1949年6月~50年4月にかけて録音された3つのカルテットでのセッションが収められているが、この時期のスタン・ゲッツは形容し難い輝きを放っている。p82

スタン・ゲッツ/スプリング・イズ・ヒア

 

ここでの情熱的なアドリブの中にうきあがる極上のリリシズムは聴くものを陶然とさせる。p82

スタン・ゲッツ・アンド・J.J.ジョンソン・アット・ジ・

オペラ・ハウス

 

ノーマン・グランツがプロデュースし、スタン・ゲッツとJ.J.ジョンソンの共演が実現したジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック・ツアーのライヴ盤。

スタン・ゲッツ/ルースト・セッションvol.1

 

50年代初期ゲッツ、最高の記録だ、ここには、ルーストに於ける彼のスタジオ・セッションのすべてが収められている。p83

スタン・ゲッツ/ルースト・セッションVOL.2 (枯葉)

 

バラード等のメロディアスなプレイに既に後年のウォームな萌芽が見え隠れしている。p83

 

キャノンボール・アダレイ・クインテット・イン・シカゴ

(jazz1)

 

自己のスタイルを確立しつつあったキャノンボールとコルトレーンがお互いを刺激しあい、エモーショナルなプレイを展開する。p84

キャノンボール・アダレイ/サムシン・エルス (jazz1)

 

冒頭の「枯葉」はマイルスの代表作とされ、この名演によってコスマのシャンソンはジャズ・スタンダードとなった。p84

 

ジャッキー・マクリーン/レット・フリーダム・リング

 

大胆にフリー・ジャズへ接近した意欲作。オーネット。コールマンの多大な影響にそれまでのファンは驚かされたが、アルト表現の限界に挑むかのような凄みあるプレイにただただ圧倒される。p86

ジャッキー・マクリーン/4.5&6

 

既に確立しつつあった独自のマクリーン節で若々しく吹きまくる。全編これ快調だが、やはりカルテットの曲がいい。p86

ズート・シムズ&アル・コーン/アィザー・ウェイ (枯葉)

 

本作ではくつろいだ中にもスリリングなインタープレイを聴かせ、全く飽きさせない。p87

ズート・シムズ/ダウン・ホーム (jazz5)

 

この作品では全曲ミディアム以上のテンポで演奏し、彼の持つダイナミックな魅力を最大限に引き出すことに成功した。ダニー・リッチモンド(ds)の絶妙なサポートも素晴らしい。p88

デクスター・ゴードン/デクスター・ライズ・アゲイン

 

バップ・テナーのパイオニアとして彼の足跡を知る上でサヴォイでのセッションを聞きのがすことは出来ないだろう。このアルバムはそういった意味で貴重である。p88

デクスター・ゴードン/アワ・マン・イン・パリ

 

欧州に渡って、旧友、バド・パウエル、ケニー・クラークと共に録音した再会セッション。ロリンズやゲッツにさえ影響を与えたゴードンのサックスは豪快に鳴っている。p88

ソニー・スティット/

スティット・パウエル&J.J.ジョンソン

 

バド・パウエルのセッションは彼の絶頂期を捉えており、やはり彼が天才としか言いようのないことが理解できる。スティットが初めてテナー・サックスを使ったセッションとしても有名。p90

フィル・ウッズ/フィル・トークス・ウィズ・クィル

 

フィル・ウッズが白人アルトのジーン・クイルと組んだ快演盤。特にアップ・テンポで演奏される②④➄では2人が凄まじいアドリブを展開し、エキサイティングなハード・パップを満喫できる。p90

ハンク・モブレー/ソウル・ステーション (jazz1)

 

ポール・チェンバース(b)やウイントン・ケリー(p)のバック・アップで、表情豊かな彼のテナーが見事に生かされている。p91

ジーン・アモンズ&ソニー・スティット/ボス・テナーズ (枯葉)

 

豪放にスイングするジーン・アモンズがシカゴのリズム・セクションと共演した名演。特にソニー・スティットとの白熱のテナー・バトルが聴かれる。p91

J.R.モンテローズ/ストレート・アヘッド (jazz1)

 

起伏に富んだ骨太なプレイで、豪快なジャズを聴かせる。またバラードにおいても素晴らしい感情表現をする人で何をやらせてもうまい。寡作な人だけに貴重な作品だ。p92

ルー・ドナルドソン/ブルース・ウォーク

 

ルー・ドナルドソンの真摯な演奏が楽しいファンキーな1枚。ルー・ドナルドソンは円熟したテクニックをコンスタントに聴かせてくれる。レイ・バレットのコンガも不思議と違和感なく溶け込んでいる。p92

ジョニー・グリフィン/ザ・リトル・ジャイアント

 

ファンキー精神と磨きのかかったテクニックをこの作品で存分に発揮している。ハード・トーンでゴリゴリ吹きまくる様は実にエキサイティングだ。p93

コールマン・ホーキンス/ザ・ハイ・アンド・マィティ・ホーク

 

ジャズ・テナーの先駆者、コールマン・ホーキンスの50年代の代表作。このころのホーキンスには彼独特の豪快なスタイルと同時に、バラード・プレイの中にも深い翳りも感じられ、よりヒューマンな感動を呼ぶ。p94

バド・シャンク・カルテット

 

ウェスト・コースト派の代表的アルト&フルート奏者。バド・シャンクの全盛期の軽妙洒脱なアルバム。p94

ナット・アダレイ/ワーク・ソング

 

大ヒット曲「ワーク・ソング」は自作自演ならではの魅力があり、これでジャズ・ファンになった人も少なくない。p103

ボビー・ハケット/ザ・ハケット・ホーン

 

ボビー・ハケット(cor)と共に、ピー・ウィー・ラッセル(cl)が好調だ。p105

 

ブッカー・リトル (jazz5)

 

わずか23歳でこの世を去った天才トランペッター、ブッカー・リトルの唯一のワンホーン作品。リトルと同様夭折したベーシスト、スコット・ラファロの演奏に注目。2人の天才が傑作を生んだ。p106

ケニー・ドーハム/静かなるケニー

(モダンジャズのたのしみ)

 

 

デリケートで哀感漂うプレイに日本人のファンも多いケニー・ドーハム。これは彼の作品の中で最も長く愛聴され続けている名盤だ。p106

ドナルド・バード/フュェ

 

ゴスペル色の加わったファンキーなジャズに当時は大変な人気を呼んだものだが、単にノリがいいだけでなく、歌心溢れる情熱的なプレイにも注目。p106

ブルー・ミッチェル/ブルース・ムーズ

 

ブルー・ミッチェルの数少ないリーダー・アルバムで、ウィントン・ケリーのリリカルなピアノにのってミッチェルのトランペットが、素朴な感触の中にブルージーな表情を際立たせて美しいアルバムだ。p107

シェリー・マン/マイ・フェア・レディ (jazz2)

 

シェリー・マンとアンドレ・プレヴィンのコンビは気持良くスイング感を出している。p113

チャールス・ミンガス/直立猿人 (jazz1)

 

参加メンバーが一丸となって白人世界に対する怒りを表現するというミンガス特有のスタイルが確立され、音楽家ミンガスの存在を決定づけた作品。p115

ポール・チェンバース/ベース・オン・トップ (jazz3)

 

ポール・チェンバースのリーダー作としては本作がベストだろう。ホーンを加えないカルテット編成により、重厚で温かみのあるベース・プレイの魅力を引き出すことに成功している。p117

ウェス・モンゴメリー/インクレディブル・ジャズ・ギター

 

この1960年の作品は、ピアノにトミー・フラナガンを迎えて、ウェスが最高度に燃えた歌心あふれるギターを披露している。p119

ウェス・モンゴメリー/フル・ハウス (jazz5)

 

ダイナミックなスイング感と表情豊かなメロディ・ライン併せもつウェスが、サックスのジョニー・グリフィンを入れて白熱の演奏をしている。p119

バニー・ケッセル/イージー・ライク

 

バニー・ケッセルの初リーダー・アルバム。若くして他界したチャーリー・クリスチャンのギタースタイルを継承、発展させることを目指したケッセルの当時の意気込みがかじられる。p120

タル・ファーロウ/タル

 

看板屋から転職した天才ギタリスト、タル・ファーロウ。流れるようなテクニックにより、ファンのみならず、ミュージシャンからも注目された。本作はドライヴ感、スピード感にあふれた名演である。p122

ミルト・ジャクソン/プレンティ・プレンティ・ソウル

 

このアルバムでも、ホレス・シルヴァーやアート・ブレイキーなど、ファンキー色の強いサウンドの中で、ブルー・スピリットを際立たせたミルトのシンプルなプレイが光る。p126

テディ・チャールス・テン・テット

 

 

自らの手によるアカデミックなジャズの実験は見事に成功し、いつ聴いても新鮮さを損なわない傑作となった。演奏者も滅多にない顔合わせだ。p127

 J.J.ジョンソン/ダイアルJ.J.5

 

トロンボーンは楽器の性格からいっても地味な楽器だった。このJ.J.ジョンソンは、そんな楽器から性能以上とも思われる様々なビック・ホーンを引出した。そんなモダン・トロンボーンの祖、J.J.の傑出した代表作。p128

J.J.ジョンソン&カイ・ウィンディング/K+J.J.

 

この白人と黒人を代表するプレイヤーが2人が出会うと、気の利いたインタープレイと洒落たアレンジにより、非常にソフィスティケートな雰囲気がかもし出される。p128

カーティス・フラー/ブルース・エット (jazz3)

 

 

フラー、ゴルソンによる低音のハーモニーがとても美しい。とにかく全体にリラックスした雰囲気のセッションでトミー・フラナガンの好演も光る。p129

ヴィレッジ・ゲイトのハービー・マン

 

ハッピーにスイングするフルート奏者、ハービー・マンが、ヴィレッジ・ゲイトでライヴ録音した、リラクゼイションあふれる傑作盤。p130

バディ・デフランコ/ミスター・クラリネット (jazz5)

 

スイングから出発したバディ・デフランコだが、パーカーの洗礼を受け、見事にモダン・ジャスにスタイルを変貌させた。p131

エラ・フィッツジェラルド/

マック・ザ・ナイフ・エラ・イン・ベルリン

 

アドリブ・スキャットが絶え間なく続く「ハイ・ハウ・ザ・ムーン」。エキサイトする聴衆の拍手や歓声に見事にのったエラのスインギーなヴォーカルは、後世いつまでも語り草になるライヴ名盤だ。p143

サラ・ヴォーン/枯葉 (枯葉)

 

この作品をベスト・アルバムに挙げるだろう。特に③「枯葉」は凄い。ギターとスキャットがからむ頭から息をもつかさぬ緊張感がみなぎる。p144

アニタ・オディ/ジス・イズ・アニタ

 

アニタの最高作といえばこれ。果敢なるジャズ精神。その熱意と成果が最もいい形でこの作品に現れている。p147

ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン

 

切々と歌い上げるヘレンのハイキー・ヴォイスは、どんな人の心にも恋の想いを蘇らせるだろう。p147

ペギー・リー/ブラック・コーヒー (jazz4)

 

ペギーの最高作はと言えばこれにつきる。ハスキーな声を魅力いかした「ブラック・コーヒー」は彼女ならでは。p148

ジョン・コルトレーン・アンド・ジョニー・ハートマン (jazz4)

 

聴いてみてその共演の好ましさにうっとりとする。コルトレーンのサックスとハートマンのなめらかなクールン唱法が歌い合い、ギャリソンのベースが控え目だが力強く2人を橋渡しする。p149

カーリン・クローグ/ブルース・アンド・バラード

 

ノルウェー出身のカーリン・クローグがデクスター・ゴードンと共演した異色作。何といっても聴きどころは、豪放なデクスターのサックスとカーリン・クローグのヴォーカルの新鮮なインタープレイだ。p155

ジョー・スタッフォード/Jo+JAZZ

 

ジョニー・マンデルのアレンジ、彼女としては珍しい顔合わせだ。ゴージャスな美声に絡むホッジスが艶っぽい。p157